『携帯料金を安くしたい!』と考えているなら、「格安SIM(格安スマホ)」を避けることはできません。格安SIMをうまく利用すれば、携帯料金を毎月1,000円以下にすることだって可能なんです!
しかしなかには、『そもそもSIMってなに?』『安いってことは、なにか裏があるんじゃないの?』と考えるかたもおられるでしょう。
実際に格安SIMについて調べてみても、結局“書いている内容が理解できなくて断念した”というかたも、よく見かけます。
そこで今回は元ショップ店員のわたしが、格安SIMとはどういったものを指し、どのようなメリットやデメリットがあるのか、超わかりやすく解説をまとめました。
この記事をサクッと読んでもらうだけで、『格安SIMは本当に使えるのか?』『自分は格安SIMを利用すべきなのか?』を知ることができますよ!
この記事でわかること
- 格安SIM(格安スマホ)とはなにか
- そもそも「SIMカード」とはなにか
- 大手キャリアとの違い
- 格安SIMのメリット・デメリット
- 格安SIMがおすすめな人
- 格安SIMがおすすめじゃない人
- 格安SIMの申し込み方法
- 格安SIMを利用するまでの流れ
- 格安SIMに関する「よくある質問」

スマホ代だけで毎月6,000円くらい請求が来てて悩んでるんです…。もっと安くできないかしら?

格安SIMをつかえば、スマホ代の悩みも一瞬で解決してくれますよ!そのためにも、まずは格安SIMについて一緒に知っていきましょう♪
格安SIM(格安スマホ)とは?
格安SIM(格安スマホ)は、スマホを電話機として利用するために必要な「SIMカード」を、文字どおり“格安”で利用できる通信サービスです。
いままでは携帯電話のサービスを利用するために、大手キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)のSIMカードを契約することが一般的でしたが、近年では格安SIMの契約者が急増しています。
そんな格安SIMの最大の特徴として「料金の安さ」があげられ、もっとも安いものサービスでは“基本料金0円のプラン”まで登場するに至りました。
格安SIMとは
- 格安SIMカードの略称
- 毎月の利用料金が「格安」という意味
- 大手キャリアよりも格段に料金が安い

基本料金が0円のプランってスゴいですね!大手キャリアだと、毎月4,000円以上はかかっちゃうイメージです…。

格安SIMが安い理由についても、具体的に解説していきますね♪
格安SIMと格安スマホの違いは?
格安SIMと似た言葉で「格安スマホ」という単語を耳にしたことがあるかたも多いでしょう。格安スマホには、「機種代金の安いスマホ」「通信費の安いスマホ」の2つの意味があります。
一方で格安SIMは、通信費の安いスマホという意味でのみ用いられる言葉で、格安スマホとおなじように扱われることが多いです。
世間一般ではどちらの意味でも使われている言葉なので、当記事でも「格安SIM=格安スマホ」として解説を進めていきます。

たしかに格安スマホと聞くと、“スマホ本体の値段が安い”って感じもしますね♪

ほかのサイトやショップでは、“本体価格の安いスマホ”のことを指している場合もあるので、格安SIMと間違えないように気をつけてくださいね☆
そもそもSIMカードとは?

「SIMカード」とは、スマホやタブレットなどで通話やデータ通信をおこなうために必要な、データチップの名称です。
SIMカードが無ければ、電話番号を利用することができないので、電話の発着信やショートメッセージ(電話番号を使ったメール)などを使うことができません。
一方でSIMカードが管理している情報以外のものは、スマホ本体が保存・管理しているので、SIMカードが無くても利用することができます。
たとえばメモやカメラなどの機能をはじめ、Wi-Fiを利用したインターネット通信などは、SIMカードの情報を利用しないためスマホ単体で利用することが可能です。
ただしSIMカードといっても、料金が未納であったり、回線契約を廃止してる場合は、通話機能やモバイル通信を利用することができなくなるため覚えておきましょう。
SIMカードとは
- スマホを電話機として使用するためのもの
- 携帯電話会社が契約者に発行する
- 電話番号や契約者情報が記録されている
- モバイルデータ通信(4Gなど)を使うためにも必要

だから機種変更をしたあとの古い機種でも、Wi-Fiに接続していればインターネットなんかが使えるんですね♪

もしスマホを電話機として利用したいのであれば、携帯会社にて契約したSIMカードが必要になります☆
SIMカードにはどんな種類があるの?

SIMカードには大きく分けて「内臓タイプ」「挿入タイプ」の2種類があり、挿入タイプにのみ複数のサイズが存在します。
機種によって対応しているSIMカードのサイズが異なるため、使用する機種に合わせたものを発行しなければなりません。
一方で内蔵タイプは「eSIM」と呼ばれる1種類のみで、スマホの内部に組み込まれているチップに、SIMカード情報を書き込んでもらい利用します。
eSIMに対応した機種は少ないものの、物理的なSIMカードの発行が必要ないため、手続きがスムーズにおこなえるのが特徴です。
特別どちらを利用しても機能的な差はないので、使用するスマホに合わせてSIMカードを選びましょう。現存するスマホのほとんどが、挿入タイプのSIMカードに対応しています。

たしかにスマホの性能をチェックしてみると、SIMカードのサイズが記載されていますね♪

ちなみに、人気のあるiPhoneシリーズ(XS,XR以降のモデル)では、内蔵タイプと挿入タイプの両方に対応していますよ☆
SIMロック、SIMフリーとは?
格安SIM(格安スマホ)について調べると、「SIMロック」「SIMフリー」といった言葉を目にすることもあるでしょう。
まず「SIMロック」とは、“対象のスマホに対し、特定のキャリアのSIMカードしか利用できないようにする機能”です。SIMロックは手動で解除できないため、購入元のキャリアに解除を依頼する必要があります。
たとえばドコモで購入したスマホには、ドコモのSIMロックがかかっており、au・ソフトバンクなどのSIMカードを利用することはできません。SIMロックを解除をすることで、はじめて他のキャリアのSIMカードを使うことができます。
次に「SIMフリー」とは、“SIMロックがかかっていない状態のスマホ”を指し、基本的にほとんどの携帯会社のSIMカードを利用することが可能です。
ただし2021年10月以降に販売されたスマホからは、SIMロックが廃止されているため、あらたに購入するスマホについてはSIMロック解除をおこなう必要はなくなりました。
SIMロックとは
- 特定のキャリアのSIMしか使えないようにする機能
- 主に大手事業者の端末はSIMロック状態
- 解除するには各キャリアで手続きが必要
SIMフリーとは
- SIMロックがかかっていない状態
- 基本的にほとんどのSIMで通信ができる
- SIMフリーでも全てのSIMが使えるわけではない

もし2021年10月以前に購入したスマホをつかう場合は、SIMロックに注意しないといけませんね!

SIMロックを解除するときに、ショップや電話で解除の手続きをおこなうと手数料として3,000円ほどの費用がかかるため、可能であればマイページからの手続きがおすすめです☆
どうして格安なの?
格安SIM(格安スマホ)がリーズナブルな理由は、各サービスを提供している事業者のコスト管理にあります。
格安SIMを提供している事業者は、基本的に自社で回線設備を持っていないため、設備にかかる費用は回線のレンタル費用のみです。
一方で自社で回線設備の管理・運営をおこなっている大手キャリアは、設備費用や人件費といった多大なコストが必要となるため、通信費も高い傾向にあります。
また、格安SIMを提供している事業者ではショップやコールセンターが用意されていないケースが多く、サービスの維持費がほとんどかからないため、通信費を安くすることが実現できています。
格安SIMが安い理由
- 設備の維持費・管理費がかからない
- 店舗を持たず、管理費がかからない
- 人件費もほとんどかからない

格安SIMのサービスでは、運営にかかるコストを削減して、ユーザーに還元しているってことですね♪

しっかりとコスト管理をおこない、採算がとれる範囲で安くしているので、安心して利用できますよ☆
格安SIM(格安スマホ)と大手キャリアの違い
格安SIM(格安スマホ)と、大手キャリアには次のような違いがあります。
| 比較早見表 | 格安SIM | 大手キャリア |
|---|---|---|
| 料金の安さ | 安い | 高い |
| 契約期間 | 基本なし | 基本なし |
| 解約違約金 | 基本なし | 基本なし |
| 通信・通話品質 | 普通 | 良い |
| データ容量 | 0GB〜無制限 | 1GB〜無制限 |
| 家族間無料通話 | 基本なし | 基本あり |
| かけ放題オプション | 基本あり | 基本あり |
| 端末のセット販売 | 基本なし | あり |
| 店舗サポート | 基本なし | あり |
格安SIMはどれも基本的に料金面で優れていますが、サービス面ですこし弱く、提供している事業者によってはつかい勝手が悪いものも存在します。
一方で大手キャリアはサービス面が優れている分、設備や人員にコストがかかるため、料金面の負担が大きいのが特徴です。
時代が進むにつれて格安SIMはサービスが充実してきており、大手キャリアも料金を安くするなど、どちらも短所を補うような動きが見られます。

それぞれ長所と短所がハッキリしていますね!

スマホの使いかたによって、どちらを利用するほうが良いのかも変わってきます☆
MVNOとは?格安SIMとなにが違うの?
格安SIM(格安スマホ)について調べられたかたの中には、「MVNO(エム・ブイ・エヌ・オー)」という文字を見たことがあるかたも多いと思います。
MVNOとは、大手キャリア(MNO)から通信回線をレンタルし、通信サービスを提供している通信事業者のことです。MVNOは「Mobile Virtual Network Operator」の略で、日本語では「仮想移動体通信事業者」と訳されます。
つまりMVNOは、“格安SIMを提供している会社”のことで、格安SIMは“MVNOが発行しているSIMカード”ということです。
ちなみに、大手キャリアは「MNO(エム・エヌ・オー)」とも呼ばれ、“MNO→MVNO”に回線を貸している形となっています。まとめると、次のような内容です。
MNOとは
- 自社で回線設備を持つ通信事業者
- MVNOに回線を貸しているキャリア
- 「ドコモ」「au」「ソフトバンク」「楽天モバイル」の4社を指す
MVNOとは
- 自社で回線設備を持たない通信事業者
- 回線をレンタルし、通信サービスを提供
- 「イオンモバイル」「NUROモバイル」「mineo」など
格安SIMとは
- 主にMVNOが発行するSIMカード
- MNOでも楽天モバイルは格安SIMとして扱われることが多い

MNOのサービスは4社しかないけど、MVNOにはたくさんの種類があるってことですね!

MVNOに当てはまるサービスは、国内におよそ2,000種類ほどあるとされています☆
格安SIM(格安スマホ)のメリット
格安SIM(格安スマホ)を使用するメリットには、次のようなものが挙げられます。
格安SIMのメリット

格安SIMをつかったことがないかたは、ぜひメリットを知っていただき、自分の理想にあうのかイメージしてみてください♪
【メリット①】料金が安い、節約効果が大きい
格安SIM(格安スマホ)の最大のメリットは、なんと言っても「料金が安い」ということです!
もちろん契約する事業者や、選択するプランによって料金はピンキリですが、全体的に安いことは間違いありません。
特に近年では、“月額1,000円以下”の料金プランを提供しているところも多く、大手キャリアから乗り換えるだけで、毎月数千円単位で安くなるため通信費が大幅に節約できます。

毎月のスマホ代を節約したいなら、格安SIMをつかうメリットは十分ありますね♪

個人での利用はもちろん、家族など複数人で格安SIMへ乗り換えれば、節約効果はさらに大きくなりますよ☆
【メリット②】料金プランが豊富
格安SIM(格安スマホ)は単純に安いだけでなく、データ容量ごとに細かくプランが分かれているのも魅力の1つです。
ユーザーの環境にあわせて適切なデータ容量を選択できることで、無駄なコストもカットすることができます。
たとえばインターネットを利用するにしても、基本的にはWi-Fi環境がメインであれば、多くのデータ容量は必要としません。
もし自宅にWi-Fi環境が整っているのであれば、外出時のネット利用を軸に、自分にピッタリのデータ容量を選ぶことができます。

大手キャリアだと、データ容量を選んだりはできないんでしょうか?

大手キャリアで契約できるのは、3GB前後のすくないデータ容量のプランか、無制限プランのどちらかです。そのため、より自分に適したデータ容量を選びたいかたは、格安SIMがおすすめです☆
【メリット③】縛りや違約金がない
格安SIM(格安スマホ)は、ほとんどの場合で“契約期間の縛り”や、“解約時の違約金”がありません。
大手キャリアでは、以前まで「2年契約」「違約金10,450円」といったものが存在しており、乗り換えのネックになっていました。
しかし2021年10月からは、電気通信事業法が改正されたことにより、ほとんどの事業者で契約期間や解約時の違約金が廃止されています。
そのため、いまから格安SIMを契約される場合、基本的には縛りを気にする必要はなくなりました。

つまり、いつでも好きなタイミングで、縛りを気にすることなく乗り換えができるということですね♪

ちょっと気になるサービスがあれば、気軽に試すことができるので、より自分にピッタリのサービスを見つけやすくなりましたよ☆
【メリット④】通話かけ放題オプションも揃っている
格安SIM(格安スマホ)にも「通話かけ放題」のオプションプランが複数あります。一部ではありますが、料金の目安を以下の表にまとめておきました。
| キャリア | 基本料金 + かけ放題 | データ容量/月 | かけ放題オプション |
|---|---|---|---|
| ahamo | 2,970円〜 | 30GB:2,970円 110GB:4,950円 | 5分間かけ放題:無料/月 無制限かけ放題:1,100円/月 |
| LINEMO | 1,540円〜 | 【ベストプラン】 0〜3GB:990円 3〜10GB:2,090円 【ベストプランV】 0〜20GB:2,970円 20〜30GB:3,960円 | 【ベストプラン】 5分間かけ放題:550円/月 無制限かけ放題:1,650円/月 【ベストプランV】 5分間かけ放題:無料/月 無制限かけ放題:1,100円/月 |
| povo2.0 | 550円〜 | 0GB:0円 【データトッピング】 1GB(7日間):390円/回 3GB(30日間):990円/回 20GB(30日間):2,700円/回 60GB(90日間):6,490円/回 150GB(180日間):12,980円/回 データ使い放題(24時間):330円/回 | 5分間かけ放題:550円/月 無制限かけ放題:1,650円/月 |
| mineo | 1,848円〜 | 1GB:1,298円 5GB:1,518円 10GB:1,958円 20GB:2,178円 | 10分間かけ放題:550円 無制限かけ放題:1,210円 |
| HISモバイル | 790円〜 | 100MB:290円 1GB:550円 3GB:770円 7GB:990円 20GB:2,190円 50GB:5,990円 | 5分間かけ放題:500円 無制限かけ放題:1,480円 |
| IIJmio | 1,350円〜 | 2GB:850円 5GB:990円 10GB:1,500円 15GB:1,300円 20GB:2,000円 30GB:2,700円 40GB:3,300円 50GB:3,900円 | 5分間かけ放題:500円 10分間かけ放題:700円 無制限かけ放題:1,400円 |
格安SIMでも通話かけ放題のオプションを提供している事業者は多くあります。事業者によって時間数や料金はことなりますが、どこも基本料金が安いため安価に利用することが可能です。
たとえばスマホを通話の用途で使われるかたでコスパを重視するなら、格安SIMの最安プランと通話かけ放題オプションを組み合わせるのがもっとも良いでしょう。

組み合わせの多さも格安SIMの魅力ですね♪

基本料金も含めて1,000円ほどから通話かけ放題が利用できるので、大手キャリアよりも圧倒的にコスパは良いですよ☆
格安SIM(格安スマホ)のデメリット
格安SIMには魅力的なメリットがたくさんありますが、当然ながらデメリットもあります。これから格安SIMの利用を検討されているかたは、デメリットも必ずチェックしておいてください!
格安SIMのデメリット

ユーザーによっては不便に感じるものもあるかもしれませんが、基本的にはメリットのほうが上回るかとおもいます☆
【デメリット①】キャリアのメールアドレスが使えない
ほとんどの格安SIM(格安スマホ)は、キャリアメールを利用することができません。
ちなみにキャリアメールとは、末尾が「@docomo.ne.jp」「@ezweb.ne.jp」「@softbank.ne.jp」「@i.softbank.jp」などで終わるメールサービスのことです。
キャリアメールは基本的に大手キャリアが提供するサービスであり、格安SIMでは提供していないものとなります。
そのため大手キャリアを解約すると同時に、キャリアメールのアドレスは廃止となるのが決まりでした。
しかし2021年12月からは、大手キャリアのメールアドレスを月額330円で継続利用できるようになったため、他社に乗り換えてもキャリアメールを引き続き利用することが可能です。

メールアドレスは引き継ぎたいけど、毎月お金を払うのは避けたいですね…。

そういったかたは、AppleやGoogleが提供しているフリーメールをつかいましょう!フリーメールは無料で利用できますし、携帯会社を変更してもアドレスが変わることはないので安心ですよ☆
【デメリット②】家族間など無料通話ができない
大手キャリアでは定番ですが、ほとんどの格安SIM(格安スマホ)には“家族間の通話無料サービス”がありません。
家族のかたと通話をする場合は、発信者側が通話料を負担しなければならないので、頻繁に通話をしたり長電話になってしまうと格安SIMをつかうメリットがなくなってしまいます。
ただし、格安SIMのメリットでも紹介したように「通話かけ放題」のオプションを利用したり、「LINE通話」などの通話料がかからないサービスを利用することで対策することは可能です。

わたしの家族はみんな通話かけ放題を契約しているから、相手から電話をかけえてもらえば通話料を負担しなくて済みそうです♪

通話料を節約する方法は、いろいろとあります。いまでは家族間通話も低コストでつかえるサービスがありますから、大きなデメリットにはなり得ないでしょう☆
【デメリット③】LINEのID検索ができない
ほとんどの格安SIM(格安スマホ)では、LINEの友だち追加で使う「ID検索」を利用することができません。
ちなみにID検索とは、LINEアカウントに紐づけて、自分で作成する英数字のコードです。自分でつくったIDを相手つたえ、検索してもらうだけで簡単に友だち追加ができます。
ただしID検索を利用するには、「年齢認証」が必要です。LINEの年齢認証は、大手キャリアのサービス提携でしか実施できないため、基本的に格安SIMは対応していません。
その代わりにLINEでは、「電話番号」「メール」「SMS」「QRコード」「リンク(URL)」をつかっても友だち追加ができるので、必要になるケースは少ないでしょう。
また、格安SIMのなかにもLINEのID検索に対応したものはあるので、どうしてもID検索が必要なかたは、以下のサービスを検討してみてください。
ID検索ができる格安SIM
- ahamo
- LINEMO
- UQモバイル
- ワイモバイル
- 楽天モバイル
- mineo
- IIJmio
- イオンモバイル

ID検索以外にも、いろいろと手段はあるみたいだし、あまり問題なさそうですね♪

LINEのID検索は便利ですが、友だち追加を頻繁に利用しないなら、ほかの方法でも十分にカバーできますよ☆
【デメリット④】店舗で対面サポートがない
大手キャリアと大きく違う点として、格安SIM(格安スマホ)を取りあつかう事業者ではほとんどが店舗を運営していません。
そのため格安SIMでは対面でのサポートを受けられないケースが多く、手続きや問合せは「電話窓口」「チャットサポート」などがメインになります。
ただし最近では、手続き全般がオンラインで完結できるようになっているため、対面サポートが必要なシーンは大きく減ってきました。
たとえば、画面を見ながらスマホの操作方法を教えてほしいといったかたや、いざというときのことを考えて対面サポートがつかえるサービスを使いたいといった理由がなければ、遠隔サポートでも快適に利用できるでしょう。

たしかに携帯ショップは、大手キャリアくらいしか見かけないですね。

もし対面サポートも検討されているなら、「UQモバイル」「ワイモバイル」「楽天モバイル」あたりの格安SIMはとてもおすすめです☆
格安SIM(格安スマホ)がおすすめな人
以下の特徴に当てはまるかたは、格安SIM(格安スマホ)を利用するのがおすすめです!
格安SIMがおすすめな人
- 月3~10GBほどしか使わない人
- 月20GBでも容量が余っている人
- Wi-Fi環境でしかスマホを使わない人
- 携帯料金を節約したい人
- 通信速度に強いこだわりのない人
通話やネットのクオリティに強いこだわりがなく、モバイルのデータ使用量もあまり多くないというかたは、格安SIMのメリットを最大限に活かすことができます。
格安SIMにはデメリットもいくつかありますが、どれも対象になるかたが限定的ですし、対策も取れるので問題になることはほとんどありません。
現状で大手キャリアを利用しているのであれば、特に料金面では大きく恩恵を実感できるでしょう!

とにかく料金をお得に使いたいかたや、あまりスマホを使わないかたであれば、格安SIMへ乗り換えたほうが良さそうですね♪

早めに乗り換えをすることで、費用も節約できます。もし気になるサービスがあるかたは、「おすすめの格安SIM」のページを参考にしてください☆
格安SIM(格安スマホ)がおすすめじゃない人
以下の要素に当てはまる場合は、格安SIM(格安スマホ)の利用は考えたほうが良いでしょう。
格安SIMがおすすめじゃない人
- Wi-Fiなしで動画やゲームをする人
- 頻繁にSNSを見たり投稿する人
- 自宅に固定回線がない人
- モバイル通信が月20GBを超える人
- 通信速度がゲームなどに影響する人
自宅に光回線やホームルーターなどの固定回線の契約がなく、モバイル回線だけで多くのデータ容量を利用するかたは格安SIMだと、すこし厳しいかもしれません。
とくにオンラインゲームや高画質な動画の視聴については、通信速度がとても重要になってくるため格安SIMの環境では、快適に利用することは難しいでしょう。
しかし、格安SIMにもデータ容量のボリュームが大きなサービスや、通信速度に優れたサービスは存在します。
そのため上記の特徴に当てはまるかたでも、格安SIMの利用を諦めるのは早計です。

でも格安SIMへの乗り換えるのは、ちょっと勇気がでないんですよね…。

たしかに格安SIMはラインナップが豊富ですから、自分で選ぶのは大変ですし、乗り換えのハードルが高く感じる気持ちはわかります。当サイトでは、「データ容量に優れた格安SIM」「通信速度の速い格安SIM」についても情報をまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください☆
格安SIM(格安スマホ)の申し込み手順
格安SIM(格安スマホ)の申し込み手順は、大きく6つの工程に分かれます。一見やることが多く見えるかも知れませんが、1つ1つの内容は簡単なので、むずかしく考える必要はありません。
格安SIMの申し込み手順

それぞれの手順については、以下でも詳しく解説しますから、ぜひ参考にしてみてください♪
【手順①】理想のサービス・料金プランを選ぶ
まずは自身のニーズに合った“理想のプラン”を選択しましょう!格安SIM(格安スマホ)には、多くの種類や料金プランがあるので、ある意味はじめが一番難しいかもしれません。
格安SIMを利用する主な目的として通信費の節約があるため、まずは“月額料金がどれくらいになるのか?”を基準に考えると、自身に合ったプランに近づくことができるはずです。
格安SIMの選びかたには色々ありますが、もし迷ってしまうかたは以下の内容を基準に考えてみてください!
格安SIMを選ぶ基準
- 通話料金
- データ容量
- 利用できる端末
- 利用している回線
- キャンペーン内容

1発で最適なプランを見つけるのは簡単ではないので、まずは理想に近いものから使ってみるのも1つの方法ですよ♪
【手順②】SIMロックの解除をしておく
次に格安SIM(格安スマホ)でつかいたいスマホの「SIMロック解除」をおこないましょう。SIMフリーのスマホや、スマホの購入元とおなじ回線のサービスを利用する場合はSIMロック解除は不要です。
たとえばドコモやauのSIMロックが設定されたスマホを、ソフトバンク回線の「LINEMO」で利用したい場合は、SIMロック解除が必要になります。
SIMロックの解除は、スマホを販売していたキャリアで対応できるので、もしSIMロックが設定された中古のスマホをつかっている場合でも、販売元へ相談すれば解除は可能です。
SIMロックを解除するには、対象キャリアのショップ・コールセンター・マイページにて手続きができます。マイページ以外では手数料として3,000円ほどの費用が発生するので、注意してください。

SIMロックは1度解除しておけば、再び設定されることはありません。SIMロック状態にしておくメリットありませんから、早めに解除しておきましょう☆
【手順③】MNP予約番号を取得する(乗り換え限定)
もし格安SIM(格安スマホ)へ乗り換えをする場合は、「MNP予約番号」の発行が必要です。格安SIMをつかうにあたって、あたらしい電話番号を利用する場合は気にせず読み飛ばしてください!
ちなみにMNP予約番号とは、いま契約している電話番号を他社へ引き継ぐために必要になる“10桁の乗り換え専用番号”です。
電話番号などとはことなり、依頼をしなければ発行されることはありません。MNP予約番号は無料で発行できますので、必要なタイミングがあれば安心して申請してください。
また、MNP予約番号がなければ、乗り換え先で同じ電話番号を利用することはできません。格安SIMの申し込みを進める前に、利用中のキャリアに連絡をして発行してもらいましょう。

MNP予約番号は、どの事業者で発行してもらっても15日間の有効期限があります。そのため、格安SIMを申し込む前日など、すこし前に発行するようにしましょう☆
【手順④】対象サービスに申し込みをする
格安SIM(格安スマホ)は、基本的にショップなどの申し込み窓口がないのため、“インターネットからの申し込み”が定番です。
そのため、自分がつかいたい格安SIMの公式サイトから申し込みを進めていきます。
インターネットからの申し込みでも「本人確認書類」「クレジットカード」「MNP予約番号」などは必要になるため、格安SIMの契約をする際は、あらかじめ手元に用意しておきましょう。
なかでも本人確認書類は、記載されている内容も重要です。たとえば旧姓や旧住所のままでは、契約ができないケースもあるため、事前に書類の情報を更新しておくことをおすすめします。
ちなみに、本人確認書類として利用できる代表的なものには、次のようなものがあります。もし該当するものをお持ちでない場合は、健康保険証などもつかえることがあるので、確認してみましょう。
本人確認書類
- 運転免許証
- 運転経歴証明書
- マイナンバーカード
- 身体障がい者手帳
- 精神障がい者手帳
- 療育手帳
- 特別永住者証明書

支払い方法についても、基本的にはクレジットカードのみとしているところが多いですが、なかには口座振替などに対応しているサービスもありますよ♪
【手順⑤】SIMカードを受け取る・初期設定をする
申し込みが完了したらSIMカードが発送されるので、受け取ってください。利用する格安SIM(格安スマホ)にもよりますが、たとえば「LINEMO」の場合は最、短翌日から数日中には送られてきます。
SIMカードが到着したら利用するスマホに挿し込んで、キャリア設定(初期設定)をおこない、スマホの再起動をすれば手順は完了です!
ちなみにキャリア設定は、それぞれの格安SIMが提供する「プロファイル」をガイドに沿ってダウンロードする作業となります。
普段スマホをつかうにあたって、見慣れない画面を操作する必要がありますが、各サービスにてガイドが送られてくるので安心です。
たとえばiPhoneであればプロファイルをダウンロードしたあとに、「設定」→「一般」→「情報」→「キャリア」→「アップデート」の順に押し進めるだけで、簡単に設定を終わらせることもできます。
ただし、設定の手順はつかっているスマホやOSのバージョンによって異なるので、付属しているガイドや公式サイトの設定手順に沿って操作することをおすすめします。

設定と聞くとむずかしく感じるかたもおられるかと思いますが、文字が読めれば1人でできるレベルには簡単ですよ♪
【手順⑥】電話・インターネットの開通確認
キャリア設定まですべて完了したら、「通話確認」「ネット接続」を試しましょう!ほとんどありませんが、稀に接続がうまくいかないケースがあるので、設定後はテストしておくことをおすすめします。
また、インターネットの接続テストをする際は、利用中のWi-Fiの接続を切ってからおこなうようにするのがポイントです。
もしWi-Fiが繋がったままだと、格安SIMのモバイル回線をつかわずにネットに繋がってしまうため、設定に失敗していても気付けなくなってしまいます。

電話とインターネットの両方がつかえるようになったら、すべての工程は完了となります!あとは思う存分、格安SIMライフを楽しみましょう♪
格安SIMについてよくある8つの質問
格安SIM(格安スマホ)について、よくある質問をまとめました。
格安SIMに関する質問

各質問の回答は、以下でそれぞれ解説しております☆
【質問①】格安SIMはどこで買うの?
格安SIM(格安スマホ)は、インターネットサイト・通販・オンラインショップ・店舗などで購入ができます。
格安SIMは、インターネット上で購入・契約をするのが一般的です。しかしなかには、「楽天モバイル」「ワイモバイル」など一部、ショップなどで販売しているケースもあります。
また、店舗がない場合でも家電量販店・パソコンショップ・ショッピングモールなどに設置されている、専用カウンターで購入・契約することが可能です。

格安SIMを契約する手段はいろいろとありますが、結局はインターネットでの手続きがもっとも簡単かつ楽ちんなのでおすすめですよ☆
【質問②】格安SIMを申し込むには何が必要?
本人確認書類・MNP予約番号・支払いに使う口座情報やクレジットカードが必要です。
本人確認書類は1点で利用できるものと、補助書類が必要なものがあります。かならず申し込み内容と同じ住所が記載されたものを用意してください。
また、ショップ・インターネットサイトのどちらから申し込みをする場合でも、書類はすべて必要になるので事前に準備をしておきましょう。
本人確認書類
- 運転免許証
- 運転経歴証明書
- マイナンバーカード
- 身体障がい者手帳
- 精神障がい者手帳
- 療育手帳
- 特別永住者証明書

申し込み先によって必要になる書類が変わることはありません。どれか1つでも欠損してしまうと、手続きができなくなるので気をつけましょう!
【質問③】電話番号変えずにそのまま使える?
MNP(ナンバーポータビリティ)制度をつかうことで、格安SIMへ電話番号を引き継ぐことができます。
MNPを利用するためには、契約中のキャリアで「MNP予約番号」を発行してもらい、有効期限内に乗り換え先のキャリアで申し込み手続きをしましょう。
MNP予約番号の有効期限は、どこの事業者でも15日間となっており、期限を過ぎても無効になるだけで特別ペナルティはありません。

もし有効期限を過ぎてしまった場合は、再発行してもらえばOKです☆
【質問④】格安SIMは災害時にも使える?
通信速度が遅くなる可能性はありますが、災害時でも利用することができます。
格安SIM(格安スマホ)は『安いサービスだし、災害時は繋がらなくなりそう…』とイメージされる方も多いですが、格安SIMだから利用できなくなるということはありません。
たしかに災害時は通話やネット回線を利用するユーザーが急増するため、キャリアに関係なく通信制限がかかる場合はあります。
だからといって、格安SIMがつかえなくなるということではないので安心してください!

たとえば、「110番(警察)」「118番(海上)」「119番(救急)」などの緊急連絡先にも、連絡することができますよ!
【質問⑤】iPhoneでも格安SIMは使える?
iPhoneでも、ほとんどの格安SIM(格安スマホ)を利用することができます。
ただし大手キャリアで購入したiPhoneには、「SIMロック」がかかっていることがあるため、解除しなければ特定のSIMカードしか利用することはできません。
また、必ずしもすべての格安SIMが利用できるわけでもなく、サービスによっては対応していないこともあるため、事前に利用する格安SIMがiPhoneで利用できるか確認しておくのがおすすめです。
たとえば、LINEMOの場合は「iPhone 6s」以降のモデルでなければ、動作確認が取れていないといった情報があります。

iPhone 6sよりも新しいシリーズであれば、ほとんどの格安SIMは問題なく利用できますよ♪
【質問⑥】格安SIMだとネットが繋がりにくい?
たしかに格安SIM(格安スマホ)は、大手キャリアと比較するとネットは繋がりにくいです。
基本的に格安SIMは、通話やネットの回線を大手キャリアからレンタルしている仕様上、ユーザーが増えると接続が悪くなりがちな傾向があります。
ただし格安SIMだからといって、かならずしも通信が遅くなるというわけではありません。あくまで比較すると接続が悪くなりやすいといった印象です。

たとえば格安SIMのなかでも、MNOのサービスに該当する「ahamo」「povo 2.0」「LINEMO」なんかは、大手キャリアとおなじ水準の通信品質となっています♪
【質問⑦】格安SIMでもデータの移行ってできるの?
データ移行は、格安SIM(格安スマホ)であっても関係なく可能です。
SIMカードには電話番号などの情報が記録されているだけで、写真・動画・アプリなどのデータ関係はスマホ本体や外部記録媒体(SDカードなど)に保存されています。
スマホの機能・性能などの問題でデータ移行できない可能性はありますが、格安SIMだからデータ移行ができないということはないので安心してください。

データ移行については、あくまでスマホ本体の問題です。あまり古い機種からデータを移行するとなると、問題が発生する懸念はありますが、基本的にはそのままコピーできると考えて問題ありませんよ☆
【質問⑧】格安SIMでもこれまで通りアプリは使えるの?
格安SIM(格安スマホ)であっても、アプリは継続して利用することが可能です。
アプリにもよりますが、格安SIMに変更したとしても、ほとんどのアプリは続けて利用することができます。
しかし電話番号が変わってしまう場合、「LINE」などの電話番号認証が必要なアプリはデータが引き継げません。(データなしで、新規利用することはできます)
また、数は多くありませんが、キャリア専用のアプリなどがあれば利用できなくなる可能性があります。

アプリについても、写真・動画などのデータとおなじく、基本は本体に依存するので継続して利用できます。ただしアプリ内のデータは、電話番号などの情報に紐づいていることもあるので、電話番号が変わる場合はデータが消える可能性もあります!
格安SIM(格安スマホ)に乗り換えて携帯料金を賢く節約しよう!
今回は格安SIM(格安スマホ)について、基本的な情報をはじめ、メリットや申し込みの手順などをまとめました。
格安SIMとは、主に「MVNO」と呼ばれる回線設備や販売店舗などを持っていない通信事業者が、発行・提供しているSIMカードです。
大手キャリアと比較して運営コストがかからない分、利用料金などを安くすることができています。
近年では通話・通信品質もよくなってきており、「通話かけ放題」などのオプションも利用できることから、格安SIMでも十分満足にスマホをつかえるようになりました。
また、自宅ではWi-Fiを利用する世帯も多くなり、モバイル回線をつかうケースが少なくなってきていることから、格安SIMに乗り換えるかたも非常に多くなっています。
もし、大手キャリアで毎月4,000円以上の支払いがあるのであれば、格安SIMへ乗り換えると毎月の通信費がかなり節約できますよ!

ぜひ格安SIMを活用して、毎月お得にスマホを利用してみてください♪


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